第65弾「ワンコインのネズミ」


 カヤネズミは重さが500円玉と同じ位の重さといわれます。森などに生息する哺乳類の中にも同じく重さが500円玉ほどのネズミが居ます。・・・ジネズミです。モグラの仲間ですが・・・(私の中ではネズミの仲間)。森の中のネズミ向け箱内カメラで撮影しました。

ネズミ箱内のジネズミ

 体長や体重がカヤネズミとほぼ同じで尻尾の長さは短いですが比較的身軽な所も似ているのではないかと思います。土の上をフンフンと物色している姿を見ると思わず「ちぅ、ちぅ」と声をかけてみたくなります。
 また森の別の場所で撮影されたものには・・・

森のムカデ

ムカデを捕食するジネズミ ※PCなどの大画面をお勧めします

 私はこの動画を観て・・まさしく小鬼!と思うとともに「ジネズミを大切にしなければ・・」と思いました。あのムカデを食べてくれている・・・
 ムカデはあまり好きではありません。出来ればあまり遭遇したくない生き物です。でも森でムカデを見たときのことを思うと、まるでクマのようだと感じました。森で見たムカデはじっとして静かに過ごしていました。人に遭遇したときはたいてい刺激されて慌てて移動しているのでその姿がちょっと・・・というのもあるでしょうし、噛まれると大変というのもあるのだと思います。森のツキノワグマも静かに暮らしているはずで、その遭遇が互いに不幸な結果を招いているのだと思いますが・・・

逃げるツキノワグマ

 ツキノワグマがもっとも避けたい動物の存在に気付き、走って逃げています。
その存在を事前に知らせておけば不幸な遭遇は減らせることが出来るのではないかと思います。カヤネズミの生息する河川敷の茅原なども手入れがなく森が近い所などでは背の高い草地を伝ってツキノワグマが降りてきてしまうこともあると思うので茅原に入るときなどにも周りに自分の存在を知らせる熊鈴等は有効かもしれません。
 これらの写真や動画を観ていて・・・食べるもの食べられるもの、影響を与えるもの受けるもの、これが食物連鎖や生物多様性なのかなと思いました。そしてその環境を知ること、知ってもらうことが大切なのだとワンコインのネズミ達から教わったような気がします。

岡本 毅(おかもと・たけし/石川県在住)