家の近くを流れる小泉川にカヤネズミが棲んでいます。散歩したり、駅に行ったり、買い物には堤を通るのでいつもヨシやオギを見ながら歩きます。この川は天王山の北尾根から流れでる全長7kmの河川で、平地に流れ出てから4.5kmで桂川に合流します。
今年6月30日に、中流域にあるオギ群落で巣を9個確認し、日中でしたがオギの葉上を歩くカヤネズミを一匹見つけました。慌ててデジカメで写しましたが体の一部しか写っていませんでした。カヤネズミの目撃は2年前に桂川で畠さんと調査時に出くわしているので、これで二回目でしたが胸わくわくでした。

カヤネズミの姿/金ケ原橋上流オギ群落(2016年6月30日)
その6日後にオギ群落横の堤の階段でカヤネズミの死骸1匹を見つけました。横腹に少し傷がありましたが腐敗もなかったので、畠さんに相談して、高槻市の博物館へ標本用に届けました。

カヤネズミ死骸/小泉川金ケ原橋上流左岸階段(2016年7月6日)
今年の夏は散歩中に、別の場所でも5個の巣を見つけていますが、今月の11~12日に散歩の距離を延ばして、平地部の4.5kmの両堤を歩いて巣を探しました。確認できたのは枯れた巣1個だけでした。昨年7/14~16にも同じく両堤を歩いて15個も見つけています。先月の雨で小泉川が何回か増水して、ヨシやオギが倒され、巣が流されたためです。今も多くは倒されたままです。

増水で倒されたヨシ/小泉川最下流域(2016年10月12日)

今回巣1個を見つけたところは、河床の少し高いところにあるヨシで、倒されずに残ってました。前記のオギの群落は少し高い位置なので、増水で倒されなかったのですが、クズやヤブカラシなどに覆われていて営巣は無理です。また行政の堤法面の草刈は今年も1ヶ月前に行われましたが、刈られる前に見つけていた巣は当然なくなってます。今後1ヶ月は子育てシーズンなので、散歩しながら、無理とは思いますが、巣が作られるかどうか見守ります。なお、桂川でのオギ原の回復実験の区域は高水域なので、増水で根元が50cm程浸かりましたが、オギは安泰でした。
八木 義博(やぎ・よしひろ/京都府在住)
