  ネザサの巣 |
常緑性のササ。ササを含むタケ科の植物の分類は難しいため、ここでも一般的なササ類の代表としてネザサを挙げる。 ネザサは本州西部や九州、四国に分布し、本州中部以北には変種アズマネザサvar.chinoが分布し、いずれも平地のヤブを代表する植物と言える。 高さは生育場所によって異なり、日照の弱い場所などでは1mほどで低いヤブをつくるが、河川沿いの肥よくで安定した場所などでは3〜4mになる。地下茎が長く縦横に伸びて増えるため、庭などに入り込むと駆除できずに嫌われる。 近縁のササにメダケ類があるが、ネザサの葉はピンとして立つのに対し、メダケ類は葉が下に垂れることで遠くからも見分けられる。 |